



登場人物
お母さん
楽ですよ、との甘言にそそのかされてPTAのベルマーク係になった。
数年前の事になります。
PTAで、ベルマーク集計の手伝いをすることになりました。
それと言うのも、その学校では、1年の間に役員になるか、
役員にならなかった場合は、必ずPTAのお手伝いに参加する義務があったからです。
仕方なしに私が選んだものは
『ベルマーク係』
でした。
冷房や暖房の効いた室内で、座って作業できるという触れ込みだったからです。
当日朝9時半ごろに小学校の空き教室に集合しました。
持ち物ははさみと、ノリ。あとは、持ってきたい人だけ飲み物と言う事でした。
私はコーヒーが好きなので、水筒にコーヒーを詰めて持っていきました。
集まっている人たちはみな女性。
人数は30人くらいいました。
小学生用の小さな椅子に座ると、ベルマーク役員から集計の説明が始まりました。
今まではPTA関係なく数人の同好会規模で行っていたのですが、
ベルマークの量が増えたので、今年からPTA活動に格上げになったとのこと。
余計なことを…
はさみを手にしながらそんなことを強く思いました。
続きます。
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