



登場人物
お母さん
前回の話はこちら。当時大学2年生。髪の毛が今より長かった。超ぼっちの陰キャ。
学生である以上テスト期間は訪れます。
友達がいない以上、頼れる者は自分だけ。
留年したくないのなら、自分で行動しなければならないわけです。
必修の授業なので、休まず出席はするようにしていました。
しかし、他の人の発表のすべてを書き留めることは出来ませんでした。
理由は
声が小さく、聞こえなかった
睡魔に負けた
からです。
陽キャ達は試験前の授業で
自分たちの英訳で足りない部分を、担当者に聞いて回っていました。
私もそれをしなければならないところですが、
そこは陰キャぼっちです。
知らない人に声をかけるのが怖い。
とても抜けている範囲の担当者を探して聞いて回るなんて
陽キャムーヴは出来そうにありません。
陽キャも陽キャで、誰が担当なのかわからず、混乱している様子。
これなら私の考えた作戦が通用しそうです。
あのっ、皆さんの全員の課題ノート、私に下さい!
脂汗をかきながら叫んだ私の声は、教室内に響き渡りました。
続く
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